2010年02月06日

従妹2

従妹は母親(私の叔母<父親の妹>)と二人で私の実家に泊まりに来ていた。
昨晩寝る前に、私は私の両親に
従妹にはいずれ自分の話をすることもあるかもしれないが、
今はまだその時期ではないと思う、だが
叔母にはもし両親が話したいのなら、両親の自由にすればよい、
と伝えた。

父親は「俺はまだ当分話すつもりはない」と言った。


だが結局私が夜中の間に従妹に話してしまったので
今朝両親と私と従妹で話をするうちに、私は自分で
自分の話を叔母にも話し始めた。

話していくうちに私は涙がこぼれて、叔母も母親も泣き始めた。
従妹もずっと泣いていた。

母親は
「自分の娘が精神科にかかっているということを
 受け入れるのはすごく辛かった。」と泣いた。

叔母は「わかるよ」と頷いた。

叔母の夫は、以前精神科に通院していた。
状態がひどく入院したこともあったらしい。
その当時、私は子供心ながら、
何か大変なことが起こっているのだということは理解していた。


私の母親は、経験して初めてわかったことがあっただろう。
それは私にもいえる。

私は自分が発病後、半年間精神科を受診できなかった。
どうしても行けなかった。
あそこは「本物の精神病」の人が行くところだ。
自分は絶対に行きたくなかった。


医者の私にでさえ、こんなに偏見と差別意識があったのだ。



今は自分の経験に感謝している。
経験してみなければわからないことがあった。

わかって本当によかった。



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posted by きらきらちょうちょ at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

従妹

私には1歳違いの従妹がいる。
大変仲が良く、子供のころは姉妹のようにして育った。

彼女はこの1年半ほど、離婚するかどうかで非常に揺れていた。
私は離婚経験者でもあるので、彼女にアドバイスをしたり
不安定な彼女の話を聞きカウンセラー役に徹した。

自分でもよくやってきたと思う。
実際彼女より自分の状態が悪かったことも多かった。
内心「病人の私が健康な彼女の面倒をみているなんて・・・」と
思ったこともあった。


いろいろあったが、彼女は無事離婚が成立し、今日は
私に会いたいとのことで遠方からやってきた。
先ほどまでずっと話をしていた。

当初、私は自分の病のことは彼女には言うまいと思っていた。
話したら彼女が私に頼るのを遠慮してしまうかもしれないと思ったからだ。
それに彼女の不安定さをもっとひどくしてしまうかもしれない。

だが話をしているうちに、自分の病についても伝えたくなった。
なぜなら、私が患者としての経験から学んだことも
彼女に伝えたくなったからだ。
こんなに役に立つことがある、と教えてあげたくなったからだ。


結局言ってしまった。


きっとこれで良かったのだと思う。
彼女はそれを受け止めるだけの力があった。
これからはもっとずっといろいろな話がしやすくなるだろう。


彼女にも幸せになってもらいたい。
前を向いて歩いていって欲しい。
そのために伝えたいことがたくさんあるのだから。



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posted by きらきらちょうちょ at 03:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月21日

家族の感想

先日発売したAERAムック「新版 職場のうつ」の
私の取材ページを読んだ感想を家族に聞いてみた。

妹と母親の感想は、私には意外であった。


■妹

誰を対象にした雑誌か知らないけど、
まるで子育てママの体験記でも読んでいるみたいなあっさりさ。
もっとずっと悲惨だったのに、それがわからない。
調子が悪くい人がこれを読んでも
「こんなふうには自分はうまくいかないさ」と思いそう。
ダイエット体験記を読んで
「でも実際はこんな風にはやせないんだよねー」というのと同じ感じ。


■母親

まるで小説のようにうまくまとめられていて、あっさりしていた。
近くでずっとお前を見てきて、あんなに苦悩していたのが
記事では全然わからない。
I病院を辞めることだって、すごく苦しんでいたのに・・・(涙目)。
たとえば去年のゴールデンウィークだってさ・・・
もっとドロドロとした苦労をしてきたのに、それが全く出てこない。
まあ、そう思うと今が落ち着いているとも言えるのだけど。
人にわざわざ言うことでもないとはいえ、文章にしてしまうと
こんなにさらっとしてしまうのか、済んでしまうとこんなに・・・と思う。
あんなに苦悩していたことをこんなにさらりと流されると、かわいそうに思う。




とまあこんな風に、
さまざまな、言い表せないような苦悩があったにも関わらず
それが書かれていない、と不服なようだった。


父親はさすがというか、少し違った。


■父親

我々からみればそりゃいろいろあったことだが、
たった2頁にまとめてのことだから、細かいことは書きようがない。
病状、家族のこと、その他は、同じような立場(病気)なら
読んでいる人にはわかっているだろう。
そんな似たような話をくどくど読んでも嫌になるだけ。
それよりも、どうして?と人が思うようなことや
自分と同じ病を持つ仲間がいて、でも今は多少でも良くなっていることを知って
それで勇気づけられるほうがいい。
本当はもっとギラギラした、ぐちゃぐちゃした、そんなことが
実際はそりゃあいろいろとあった。
だが、そんなことを書くには、1冊分ぐらい必要だ。
それに誰も、そんな嫌な話を読みたくはないだろう。


とまあ。

近くでずっと私を心配してきた母親はともかく
遠方にいる妹までこういう感想であったのにはちょっと驚いた。
2人とも、身内として
私の苦悩を強く実感していたゆえの感想だろう。


そしてまた、父親の客観的な視点に
相変わらずこの人はすごいなとも思った。



読み手がどう解釈するかはわからない。
だが、私は取材を受けるにあたって
「同じ双極2型障害の患者が、読んで希望を持てる内容の話が聞きたい」
と言われて、こういう結果となった。
希望」という記事に書いたとおり、当初悩んだこと、
しかし最終的にはこの取材を受けた行為そのものが
私に“希望”をもたらしたこと。
取材を受けてから2カ月経つが、私の調子は一段と良くなった。
もちろん、それでもうつ期は来る。
だが、もう以前のようには嘆かない。
こういう自分もまたよし、と思っている。

過去の苦しみは忘れたわけではない。
あえて伝えたい人には自分で伝えるだろう。
それでいい。

それよりも、そんな“過去”を振り返っても
“今”の痛みとしてはそれほど感じなくなっていること、
それが大きいのではないだろうか。



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posted by きらきらちょうちょ at 01:11| Comment(4) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月14日

悪い知らせ2

母親の弟が肺癌になった。

「3つで直径8cm」、先週そう聞いた時は
詳しいことは知らなくとも「ああ、もう長くはないな」と思った。
その通り母親にも告げた。


昨日精密検査の結果が出た。
ステージ3B。

あと1年か、長くても1年半だ。


覚悟をしていたとはいえ、母親はおいおい泣いていた。
母親の父親も肺癌で70歳で亡くなっている。
だけどその時よりも悲しいと。

父親はまだ良かった、大学生になる孫がいた、
だけど弟はまだ56歳だ。
息子が先に亡くなるなんて母親(私の祖母)が気の毒だ。
弟の娘たちだってまだ誰も結婚してないのに。





電話口でおいおい泣く母親に「そうだね、そうだね」と頷きながら
ふと私の頭にはこんな言葉が浮かんでいた。


「もう病人でいるのはよそう」


私は幸い工夫をすれば死なずに済みそうだ。
いつまでも母親に苦労をかけるのは申し訳ない。


あなたの娘はたまに調子を崩すけど
そこそこ元気にやっているよ。

だからあんまり心配しないで。
叔父さんに一生懸命で大丈夫だから。



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posted by きらきらちょうちょ at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月08日

でかした妹!(うつ休暇)

昨日の妹とのメールのやりとりにて。
(私は以前書いたとおり、妹とは微妙な仲だったが
 私がBP2になって妹いわく「謎が解けた」そうで、それ以来いい関係になった。
 とくに妹が子供を産んでからというもの、やはり母になると寛容になるのか
 こんな姉のことも大きな目で見てくれているようである。)

いろいろ用事を伝え合った後で、こんなやりとりをした。
(このブログだと使える絵文字の種類が限られているのでつまらない、
本当はもっと可愛い。)


***


今電車で家までもう少しですが、夕立くさい雲がもくもくやってきて真っ暗〜。
あー降ってきちゃった。


姉(私)
お〜、お疲れさまでした。
実は今週また久しぶりに酷いうつ期が来て、
月曜日と昨日は何もできず寝込んでいました。
まだ今もかなり悪くて、夕方になったので
ようやく生きた心地がしてきたところです。
ずいぶん慣れたとはいえやれやれ、うつはやっぱりこの世で一番辛いよ。



そうでしたか。今回も無事脱出おめでとう。
私はゲリラ豪雨に見舞われ駅から脱出不可能でございます。


姉(私)
>そうでしたか。今回も無事脱出おめでとう。
いや、まだ完全脱出はしてないけどさ。
でもそう言われるとなんかゲームみたいで多少気が楽になるかな。

>私はゲリラ豪雨に見舞われ駅から脱出不可能でございます。
頑張ってください。


ゲリラ豪雨も通り過ぎて小雨になりました〜。
通り過ぎてしまえばこっちのもんだね。


姉(私)
>ゲリラ豪雨も通り過ぎて小雨になりました〜。
おめでとう〜。
>通り過ぎてしまえばこっちのもんだね。
↑これ、うつ患者とまったく同じ。
でも何度も来て、そのたんびに苦しいのにどうにもできないんだよなあ。



そうだねえ。私の生理痛みたいなもんだねえ。
昔から生理休暇ってあるから、働くうつ患者にうつ休暇があれば期が楽だよねえ。


姉(私)
>昔から生理休暇ってあるから、働くうつ患者にうつ休暇があれば気が楽だよねえ。
なんてスバラシイ意見なんだ!!!マジ感動しています!
どこかに意見提出したいっ!



***


そんなわけで、世間でも正式に「うつ休暇」が採用されないだろうか。
そうしたらどれだけ気が楽か。


とりあえず今の職場では、あまりに酷い時だけ、
私と2人の医師の間でだけ、うつ休暇は使われている。


自分で今日はよほどと思った時にしか申し訳なくてうつ休暇は使えない。
その他の医師や看護師には何も伝えていない、伝えたくない、
伝えられないので堂々とうつ休暇は使えない。
「今日は体調が悪くて・・・」とコソコソしている。



・・・確かに生理休暇に似ているかもしれない。



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posted by きらきらちょうちょ at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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